地下構造物防水 (塗膜自着シート式) 工法の概要
基礎面や連結部の接着方法がトーチなどによる熱融着方法ではなく、防水材自体が有する接着性によって付着される塗膜自着式シート(Self-adhesive Memvrane Sheet)を利用した地下構造物防水工法で、両方向に交叉して二重に重なった高密度ポリエチレンフィルム(H.D.P.E)に高分子改質のアスファルトを密着させて接着したメンブレンシートにより、シート防水と塗膜防水の長所と短所を相互補完した複合防水工法で、KS F 4934を満足させる。高密度ポリエチレン、スーパーイージーシール防水材、剥離フィルム
工法の特徴
- 多層膜から構成され、塗膜防水材よりも一定の厚さで形成される。
- APコンパウンドSBSを使用することにより他の防水材との親和力に優れている。
- 防水層全体に伸張力が分布し、構造物の動きにもよく耐える。
- 材料の物性が均質で、不透水性を形成するので卓越した防水能力を有する。
- APと強度が強い中心材から構成され、突出部分および荷重に対する抵抗性が大きく、耐突性に優れている。
- SBSトリブロック合体混合物で感温性が非常に小さく、低温で折れたり高温で流れる現象がない。
- 連結部は自着力によって二重接合し、シートの重なった継ぎ目およびシートの端の処理が良好
- 紫外線およびオゾンに対する高い抵抗性。
- 舗装層との接着性が非常に優れている。
施工断面図
下部+壁体の詳細図
上部+壁体の詳細図
シート連結詳細図
脆弱部補強詳細図
施工順序
- 上部および下部 : 打設コンクリート → 基礎面の整理と掃除 → プライマー塗布→自着式シート付着 → 防水層保護材(保護モルタル)
- 壁体 : 基礎面の整理および掃除 → プライマー塗布 → コーナー1次補強(バインダーシール) → コーナー2次補強(ブラックジャケット) → 自着式シート付着→防水層保護材(PEフォーム) → 埋設